再び、ソーシャルセキュリティオフィスへ。

なにか、ここのところ、また暑いんですよね。時々冷え込むこともありますが、それが続くことはないようです。なので、パジャマも半袖と長袖をベッドサイドに常に用意、寝る時に「今晩はどっちにするか」選択するのが日課になっています。


今日は、再び、ソーシャル・セキュリティ・オフィス(SSO)に行ってきました。9月に申請して、10月末に届いたソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)カードですが、印字されていた名前のスペルミスがあったので変更申請する目的です。母音が一つ足りなかっただけなんですが。おしい!(参照::  9/7 Social Security Number獲得へ?10/30 ソーシャル・セキュリティ・ナンバーが来た!


前回と同じく、町外れのヒスパニック系住民が多そうな地域にあるSSOで、1時間近く待って手続きしてもらいました。このオフィス、運転免許センターと同じく飾り気のない四角い建物で、6つほど並ぶ窓口に向かって左右に申請者待合用の椅子が並べられています。その椅子たちが通路を真ん中に向き合う形で置かれているので、自然と反対側の人の挙動が気になります。視線も合います。この、「対決している訳ではないのに若干戦闘モード(?)」の雰囲気が前回は怖かったのですが、今回は「マン・ウォッチング」をできるくらい慣れてきました。実に色々な国の人が、アメリカで生活していくためにSSNを取得しようとしていることが、このオフィスにくると実感できます。幼い子を連れて赤ちゃんを抱いたヒスパニックの人々、若い黒人夫婦、アジアだと東南アジア系が多そうです。


やっと自分の番号が呼ばれ、ゴスペル歌いそうな体格のいい黒人の女性職員の前に座り、送られてきたSSNカードをおずおずと見せると、グワーッと早口でまくしたてられてしまいました。アタマ真っ白!隣にいた夫が前回の申請書原本を見せると、「Good!」と言いながらしゃかしゃかキーボードを打ち始めました。どうも、「どんな変更でも申請書を記入しなきゃダメよ」と説明していたらしい。怒られているのかと思った。。。


最後に署名を日本語で書くと、笑いを含みながら「これ何!?中国語?あ、日本人だったわね。いつもこんな署名しているの?これじゃ読めないわよぉ!」と身振り手振りで話しかけ、次に「あなた、英語を勉強した方がいいわよ」と真剣に心配されてしまいました。相変わらず「かたまった」状態の私なので、夫が「彼女、カレッジのESLに通っているんだ」と答えると、"OH ! Good! Good Luck !"と納得して励ましてくれました。最後に、「2週間以内にカードが届かなかったら連絡ください」という文書をもらい、帰路に着きました。


これまで、クレジットカードやパスポートの署名などは、偽造が難しいように「漢字で書くべき」と一つ覚えのように信じきっていましたが、書かれている意味を伝えなくてはいけない署名もあるのですよね。これからはケース・バイ・ケースで署名を登録しようかなと思います。「アルファベットすら分からない日本人」扱いされてしまった私ですが、SSO職員の皆さんの親切は嬉しかったです。外国人を温かく受け入れてくれるアメリカ人がいる一方で、近所では移民反対を叫んで行動をおこしている人たちもいます。どちらも、同じアメリカです。