Happy Thanksgiving.七面鳥よ、ごちそうさま。

解凍中の七面鳥。

本日はサンクスギビングデー。突然と冷え込みました。朝晩は10度を下回ったでしょう。今朝は早くからキッチンに立ちました。タダで冷凍七面鳥を手に入れたので、ローストターキーに挑戦するためです。まずは前日の失敗から。「あれだけ大きいんだから、早めに解凍しないとだめよねー」と、水曜日の午前中に冷凍庫から七面鳥を取り出すと、その側面に印字された料理方法には、「2日から4日前に冷蔵庫に移し解凍すること」と非情な指示が!甘かった!!調理予定時刻から24時間を切った今、私はどうすればいいのか?無料でスーパーからもらった七面鳥とはいえ無駄にすることはできない。サンクスギビングの数日後に七面鳥を食べても意味がない。とりあえず、大きなボールに冷凍ローストをそのまま入れてキッチンで「常温解凍」(ただの放置作戦ともいう)に賭けることにしました。17Lb(7.7Kg)という巨大ターキーの行く末は如何に!?>>>結果を申し上げると、これで正解でありました。


さて、"Roasted Turkey"のレシピはインターネットで検索して拾い集めました。が、一つとして同じ材料・調理方法はなく、色々と合作+野生の勘で作ることにしました。まず無事解凍されたターキーを水洗い。ビックリするほど臭みがありません。肝などの内臓類も丁寧に袋に入ってお腹にありましたがこれも無臭。におい苦手のアメリカ仕様なんでしょうか。調理する側としてはありがたかったです。野菜を切ったり、途中マッシュポテトやスタッフィング残りでキャセロール(耐熱容器を使ったオーブン料理)を作ったりしながら、意外とあっという間の5時間。ロースト臭さが充満した家の中で焼きあがったターキーは、夫と自画自賛した上出来の美味しさ!充実した達成感。究極の暇つぶしの結果、美味しいものが食べられるのは幸せです。が、これから一体何日間、ターキーを食べなくてはいけないのでしょうか。それも2人っきりで。誰か食べに来てください〜!

 


以下、来年以降の備忘録代わりに材料とレシピを書いておきます。肉を食べ終わった後の骨はひたすら煮込んでダシをとる予定です。七面鳥ラーメンにトライしてみたいですね。淡白といわれている七面鳥ですが、それゆえわさび醤油も美味しかったので、来年はお米と葱類をスタッフィングにした和風はどうかと、夫と検討中です。


■材料
七面鳥 17Lb 1羽 (数日前に冷蔵庫に移し、ちゃんと解凍する)


【A. スタッフィング】
・タマネギ 1個 (みじん切り)
・セロリ 3−4本 (みじん切り)
・にんにく 2−3個 (みじん切り)
・白ワイン 150CC
・"Multi Grin Stuffing" 1袋 (コーンブレッド他が入ったお手軽パック)
・セージ 1束
・マーガリン 大さじ1


【B. ローストパンの上】
・タマネギ 1個(ぶつ切り)
・にんじん 2−3本(ぶつ切り)
・ピーマン(パプリカ) 2−3個(ぶつ切り)
・セージ 1束
・タイム 2−3束
・水 1カップ


【C. ターキーに塗るもの】
・無塩バター 140g
・オリーブオイル 適量
・塩 適量
・胡椒 適量


【D. グレービーソース】
・ターキー内に袋づめなどで入っていた肝、心臓、首(切れるものは細かく切る)
・赤ワイン 適当
・ローストパンの肉汁 適当


■作り方
(1)ターキーの外・おなかを軽く水洗いし、キッチンタオルで水分を拭き取る。
(2)A.のタマネギ・セロリ・にんにくをバターで炒め、炒まったら白ワインを加える。これをボールで簡易スタッフィングと混ぜて、ターキーの首とお腹からスプーンで詰める。その時、セージも一緒に。詰め終わったら、首は鉄楊枝でくくり、脚はタコ糸でしばる。余ったスタッフィングは、キャセロールとして別皿に入れ、上にベーコンを乗せてオーブンで焼く。
(3)ターキー用のローストパンにB. の材料を敷く。その上に(2)を乗っける。野菜のエキスが出たいい肉汁が取れる。
(4)C. をターキーに塗り、予め華氏500F(200℃)に温めたオーブンで焼き色が付くまで30分焼く。
(5)焼き色がついたらアルミホイルをかぶせ、バターを塗って、375F(190℃)で4時間焼き続ける。この間、30分〜1時間ごとにバターを塗る。<時間はターキーの大きさに比例>
(6)肉を焼きながらグレービーソースを作る準備をする。
(7)肉に指した温度計が180F、または、埋め込まれていた赤いボタンが浮き上がったら、焼き完了。しばらくおいてから、切る。