お呼ばれ。

アパートの木の上の月。

だんだんと春めいてきた、こちらヒューストンです。日中は20度超えの毎日です。もうセーターはいらないという感じです。右の写真は満月ちょっと前の今夜の月。ルネ・マグリットの絵にこんなのがありませんでしたっけ。三日月だったかな。


今晩はご近所のMさん&Bさんのディナーにご招待を受けました。ベネズエラ出身のMさんがお国のお料理を作ってくださるとのこと。ワクワク。7時過ぎにお宅に伺い、私たちはドリンク片手にカウンター越しに陣取りました。お互いの近況報告をしながら、Mさんは台所をテキパキと動いて料理の仕上げに入ってきます。出来上がったお料理は、サラダの他、黒豆の煮込み、"Pabellon"という牛肉を手で割いた煮込み、"Plantain"というバナナに似た野菜(?)のフライ、そして白米。

ベネズエラ料理は「米」と「豆」が必須だそう。それに肉がついたり、魚もよく食べるそうです。中南米というと、パワフルなメキシコ料理やシュラスコブラジル料理を想像しがちですが、ベネズエラ料理は日本人にはとても安心するお料理なのでした。家庭の味なんですよ。違和感なし。なるほど、ベネズエラ人の友人たちが、こぞって日本食料理屋に行く理由がよく分かりました。



デザートは、ご主人・ニュージーランド人Bさんのお手製。「パパイヤ・クリーム」という、ブラジルで一般的なデザートなんだそう。パパイヤとアイスクリーム(多分バニラでしょうね)をミキサーにかけて冷やせば出来上がり。食べる直前にカシスをかけて、いただきます。妊婦の私はカシス抜きでしたが、甘すぎずさっぱりとして、美味しかったです〜(左がカシスかけ)。マンゴーとかでもいけそうなので、今度、是非チャレンジしてみたい一品です。



ニュージーランド・ビール、イタリア・ワイン、ベネズエラ料理にブラジル・デザート、私たちがお土産に持っていった日本酒や日本の「おつまみ」・クッキー類などを並べて、話題もそれぞれの祖国の歴史や現状に及び、インターナショナルな夕べとなりました。