クリスマス・パーティーにお呼ばれ。

お友達Pさん&Tさんご夫妻から、クリスマス・オープン・ハウスへご招待いただきました。昨年はブランチ・パーティーだったので、夫は初参加。気合が入ります。いつも見事なデコレーションと美味しいお料理でおもてなししてくださるご夫婦なので、ワクワクドキドキしながら午後7時過ぎにお宅にお邪魔しました。


今回のパーティー、立派な招待状もいたいだたのですが、どの程度の人数規模かなどまったく分かりません。家の前に到着すると、すでに5、6台の車が横付けされており、ちょっとおののきます。ピンポンと押すと、見知った別の友人がドアを開けてくれました。奥からホスト夫妻が駆けつけてくれて、着物姿の夫と洋服の私(和装は断念)を囲んで記念撮影。風呂敷包みしたワインと白い紫陽花の鉢をお渡しして、中に入りました。ウワ、人がいっぱい。緊張。が、よくみると知っている顔が大半を占め安心しました。総勢30人くらいはいたでしょうか。





グラスを片手に、挨拶をしながら歓談。初対面のアメリカ人ご夫妻や、メキシコ人ESOL仲間のご夫君と他愛のない話で盛り上がったりしました。知人のベネズエラ人ご一家は、本国からいらしているご両親なども連れてきており、英語とスペイン語を同時通訳されながら、色々と日本のことも話題になりました。唐突に「Blowfish(ふぐ)」について質問されたのには驚きましたが。ホスト夫妻は、皆さんの相手をしながら飲み物をチェックしたり、料理の最終仕上げをしたり、相変わらず慣れたスマートさで歓待してくれます。皆、オードブルを楽しみながら、バックグラウンドミュージックがかき消されるような大音量で話していましたね。


9時を回った頃、オーブンからメイン・ディッシュが出てきて、いそいそと何度もおかわりしてしまいました。ホステスPさんはフランス人の父とベネズエラ人の母、お祖母様はイタリア人というご一家なので、おもてなし料理もアメリカ料理というより、ツナのパイ包みやホワイトソースのリゾット、牛肉のワイン煮込みなど、フランス&スペイン&イタリア風。どれも優しい味で、飽きが来ない家庭料理。あー、幸せのひと時でした。













一組、また一組とゲストが帰っていき、気が付くと我々はほとんど最後のお客となっていました。でも、やっとゆっくりホスト夫妻がソファーに座ることができたので、最後の歓談を静かに楽しみました。それにしても、たったお二人でこういったパーティーを仕切ってしまうパワーと技量に感動します。それも、最後まで笑顔を絶やさず、全く疲れた素振りを見せないんですよね。鉄人だ。2週間は準備に充てると聞いていましたし、屋内のツリー1本飾るのに2日かかったと聞きました。この原動力はどこからくるのか。彼らから何度も「今日は来てくれて本当に嬉しい」という言葉をもらいました。このHospitality、おもてなしの心、何よりのクリスマス・プレゼントでした。