ブラジリアン・ステーキ・ハウスにて。

お肉ストップサイン

夫の誕生日ということで、珍しく事前に予約をして評判のブラジル・ステーキのレストランに行きました。「ヒューストンで美味しいステーキ屋は?」と聞くと、アメリカ人・ほかの外国人・日本人問わず必ず名前が挙がるこのお店、本場ブラジルのリオ・デ・ジャネーロが本店で、アメリカにもワシントンDCやGA州アトランタ、CA州ビバリーヒルズほか10店(そのうちテキサス州は3店)進出しています。
Fogo de Chão


このお店の売りは何と言っても次から次へと運ばれてくる、鉄串に刺さった焼きたてステーキ(シュラスコって言うんでしたっけ?)です。ジューシーで、ちゃんと肉の味がして、噂に違わず美味しい。テーブルには一人一人に表が緑色・裏が赤色のコースターが配られ、「肉希望」の場合は緑を上にして、「お肉ストップ(小休止含む)」の時は赤を見せて、お皿脇に置いておきます。様々な種類の串刺し肉を持った給仕さんが所狭しと歩き回り、緑色のお客さんにその場で切ってお皿にのせてくれます。「サーロイン、ミディアムです」「リブです、どうですか?」「フィレのウェルダンはいかがです?」「ラムは?」「ポークは?」「チキンは?」「ソーセージは?」と次から次へとやってくるお肉に目が泳ぎ、お皿にどんどん盛られていく肉塊をほおばり、あっという間にお腹フル状態。この店での勝因は、パンやライスを控えること、サラダバーで満腹にしないこと、すべてのお肉に"YES"(=ちょうだい)と言わないこと、でしょうか。意外とこれが難しいんですが。


お客は常に焼きたてのお肉を欲しいタイミングで、少量多品種食べられ、お店はどんな肉も無駄なく提供できるという、見事なビジネスモデルです。味付けも塩辛かったり、甘すぎたりせず、大変にいけてます。日本にもブラジル料理屋はあると思いますが、似たようなスタイルなのでしょうか。ちょっと落ち着かない感もありますが、パフォーマンス的にも満足なお店でした。