中華、偉大なり。

本日は、ヒューストン在の台湾人の方に、チャイナ・タウンに連れて行っていただきました。チャイナ・タウンといっても、日本の横浜や神戸のように町の一角すべてが中華色ではないのですが、中国系銀行や中華スーパー、香港マーケットや韓国料理店などが点在し、中国系の人も多く住まわれているそうです。

ランチは、おススメの中華料理屋で日本風照り焼き肉のお弁当を。久しぶりにお箸で食べた白米に、安心感から涙が出そうになりました。アメリカ料理も嫌いではないし、体調もそこそこにやってきたともりでしたが、たった数日でこんなに疲れている自分を、一口の白米で知りました。故郷の食べ物って、ものすごい威力があるんですね！
旅行ででもっと長い期間、日本を離れたことはありますが、やはり「住む」目的で異国にいることとは体力的にも精神的にも随分と違うようです。

「日本食を探すなら中華系スーパーへ」という助言から巨大スーパーを覗いて見ました。

あるある！何でも！海苔・ダシ入り味噌・玄米・鰹節からカレールー、ポッキー・コアラのマーチまで。

日本食を食べ、日本食材に出会って、やっと、この国で生活していける自信が出てきました。心身が弱った時に、「あそこにいけばいいんだな」と思うと、お守りみたいな感じでホッとするのではないかと思います。

チャイナタウンに行った勢いで、有名な日本食材を専門に扱うお店に行きました。
「どこでもドア」を開いたかのように、そこは日本でした。
夫の会社の人以外の日本人に初めて会いました。
飛び交う言葉も日本語、TVではJリーグが流れています。
安心や懐かしいを通り越して、アメリカにいる自分を忘れました。

チャイナタウンのマーケットとの最大の違いは、ビデオコーナー。

「先週入荷分」の棚には、「華麗なる一族」の7話まで、「SMAPXSMAP」も藤原紀香来店の回、「恋するハニカミ」や「ズバリ言うわよ！」「TVチャンピオン」「たけしの誰でもピカソ」「東京タワー」「ヒミツの花園」「世界バリバリバリュー」「プロフェッショナル」「ガイアの夜明け」までありました。
これを毎週見ていたら、日本で週末にまとめ見るのと同じですね。ビックリ！

どの国にいてもタウンを作ってしっかりと足を大地につけて生きていく中国人のパワーに敬意を表するとともに、日本食店もインターネットもなかった時代に異国に住まわれた日本の方の苦労を思うと、本当に頭が上がらない一日でした。