第44回スーパーボウル。

本日はスーパーボウルでした。アメリカで見る3回目のスーパーボウル。日本にいる頃は全く興味がなかったアメフトなのに、郷に入れば郷に従えとでも言いましょうか、TV観戦が当たり前になってきました。スポーツという枠を取り払っても、全米で最も盛り上がるイベントということなので、無視することの方が難しいかもしれません。TV放映権は毎年主要局の持ち回りだそうで、今年はCBSでした。あと、「第44回」って「XLIV」って標記するんですね。


昼過ぎに近所のスーパーに行くと、何やらスゴイ人出でビックリ。サンクスギビングやクリスマス前のよう。普段半分開いているかどうか、というレジがNo.1から14まですべてオープン。店内でもカートとすれ違うのがやっとという場面が多かったです。NFLのジャンパーを着たおじいさんがおばあさんと手をつなぎながら買物していたり、ダースのソフトドリンクパッケージや巨大冷凍ピザを大量に買い込んでいる男性がいたり、お菓子やスナック類をカートにあふれんばかりに積んでいる子連れママがいたり、完全にスーパーボウル仕様の人々。日本で同じような行事は存在しないですね。しいて言えば、日韓W杯の日本戦がある日の夕刻、町から人が消えた状況に似ているでしょうか。我々も例にもれず、食べやすいメキシカンを試合前に温め、娘を交代であやしながら試合を見守りました。


今年のカードは、ニューオリンズ・セインツvsインディアナポリス・コルツテキサス州の東隣ルイジアナ州最大の都市であるニューオリンズのチームが出場とあって、テキサスでも随分と盛り上がっていたようです。普通おとなりの町は宿敵になるものですけれど、今回は違うようですね。おまけに、セインツのQBはテキサス・オースティン出身のD.Breesということもあって、セインツ贔屓の人が多かったようです。近所でも、荷台最後尾に幅1m以上はあろうかというセインツの旗を立てて、暴走族チックに疾走するピックアップを見ました。


結果は、見事セインツが31−17で逆転勝利!BreesもMVPという活躍でした。2005年にハリケーンカトリーナで壊滅的な打撃を受けたニューオリンズ。ヒューストンに非難してきてそのまま住み着いた人も多いと聞きます。(実際、カレッジで会ったこともあります)ハリケーン体験者としてはとても他人事とは思えません。被災した人々にとって、希望の光となる試合結果で何よりでした。


あ、ハーフタイムショーはイギリスのロックバンド「ザ・フー」でした。なんでアメリカのスーパーボウルThe Who