ダイソンで爽快。

家事で最も苦手とするものは「掃除」です。掃除を終えるといつも「この状態を半年維持できないだろうか」と真剣に悩んでしまう私ですが、家に赤ちゃんがいる状況ではそうも言っていられず、まずは新しい掃除機を探すことにしました。今ある掃除機は、渡米当初に購入したEurika (参照:2007/3/27 格闘)。最初こそ吸引力が強力でしたが、だんだんと性能が落ちてきました。巨体で動かすのも億劫になり、サイクロン式ゆえゴミ処理は本体を担いで埃まみれになり大仕事。また排気がオイル臭いので、赤ちゃんが寝ている部屋で使うのは憚られていました。


Newな掃除機なら、試してみたかったのは、ダイソン。実はハンディのダイソンは購入済みでして、かなり満足していたので、フロア用に大きいものも・・・と欲を出しつつ、なかなか高価なお買物なので、二の足を踏んでいました。そうこうするうちに、娘が今週から寝返りを始めて、日中柵のないベッドに寝かせておくことが難しくなり(夜はベッドで川の字に寝ています)、となると絨毯にマットなりを敷いて置いておかなくてはならない→徹底的な絨毯掃除は必須、という追い込まれた状況に。偶然にも、新聞折込広告で「この土曜日のみダイソン格安」という電気量販店を見つけ、9時過ぎにお店に飛び込みました。


この"fry's"というお店、ヒューストン周辺には3店舗ありますが、色々な方から「あそこによく行く」と聞いていたものの、我々は初めての訪問でした。入ってビックリ!の巨大フロアと品揃えでした。ヨドバシカメラが1フロア横に広がったイメージでしょうか。入口にはレストランのような案内係が立っており、楽器などを試せるステージがいくつかあり、フロア中央にはフードコート。レジに至ってはロの字型に70番まであって、お客はアトラクション待ちのように並ばされ、一段高いところにいる店員が各レジの緑ランプを確認すると「7番に行ってください」と誘導する仕組み。これこそ、アメリカらしい合理的なお店のあり方という感じでした。これまで行ったことがある、品物スカスカの電気量販店とは格が違います。


目当てのダイソンは、製品の写真もない茶色いダンボールに入れられて陳列されていました。小さくシリアルNoシールは貼ってありましたが。この我々が手にした「DC17AR」という製品、"Factory re-manufactured"というもので、純正品には間違いないのですが、返品されたものを整備し再出荷した新古品のようなものだそうです。メーカー保証が通常5年のところ半年だったり、付属品が少なかったり、外観に傷が見られることもあるそう。でも、ダイソンはダイソン。何と言ってもお値段が超魅力的。同じ紫色の「DC17 animal」は、定価なら$549なのですが、"Factory re-manufactured"製品なら$399。さらに今回は値下げされて$219。実に定価の6割引です。


早速、帰宅して使ってみました。感動!爆発的な吸引力。臭いのしない排気。日本ではよく「重い」と言われている本体ですが、前の掃除機に比べたらスムーズで軽くて取り回しが楽チンです。我が家は台所とバスルームを除いてすべて絨毯敷きで、それも日本よりちょっと毛が長めなので、ダイソンが通った後の毛並みの違いがよく分かります。(逆に言うと、フローリングなら傷がつきやすいということ)1時間ほどの掃除でとれたゴミはダストボックスのMaxを越えていました。(オットよ、ムスメよ、すまぬ。)ダストボックスも本体から取り外して処理できるので、前機に比べてはるかに衛生的で簡単でした。

新しい掃除機までかくも長い道のりでしたが、「掃除は続くよ、どこまでも」です。でも、ダイソンと一緒なら頑張れるかも。今回の教訓は「道具は大事」でした。