スキミング被害。

クレジットカードのスキミング被害にあってしまいました。先月のことですが、某大手Baby専門店のアメリカサイトでネットショッピングをしていた時のことです。アメリカ小売店のネット通販は充実していてありがたい、と思いながら、欲しいものをチェックしました。IDを聞いてきたところで入力してみると、「このIDは登録されていないので、登録しなおしてください」とのメッセージが出ました。おかしいなぁ、ついこの間もこのサイトで買物したのに、と思いつつ、氏名から住所・電話番号、最後にカード番号まで入れなおしました。(ここで気付くべきだった) 最後に会計に進むと、いきなり、「このクレジットカードは、プロセスがなんたらで、現在使えません」といったメッセージが赤字で出ました。つい数日前も使ったクレジットカード。使用限度額はオーバーしていないし、たかが10ドルちょっとの防水シーツの買物でなぜ???もう一度、最初からやり直してみましたが、結果は一緒。おかしい!


運よく家にいた夫がすぐにクレジットカード状況をネットで調べてみると、確かにカードは使用見合わせ状態になっていました。なぜなら、使用限度額を超えていたからです。嫌な予感・・・さらに電話でカード窓口に問い合わせてみると、「ロンドンの会社で3度ほど通信機器商品を買っています」と回答されたとか。やられた!こちらには覚えがない買物であることを伝えると、スキミングの可能性を示唆され、その場でクレジットカードはクローズされました。1週間ほどで、新しいクレジットカードは届きました。ロンドンの買物はすべてキャンセルされ、幸いなことに実害はゼロ。さすがカード大国。トラブルへの対処は迅速でした。カード会社からはスキミング被害内容についてのアンケートが送られてきて、夫が状況を書いて送り返しました。


ロンドンの会社での買物時間と照らし合わせると、某大手Baby専門店のサイトからスキミングされた可能性は高いですが、今のところ確定はできていません。それ以前にどこかでスキミングされて、たまたま買物時間が合致したのかもしれませんし。その可能性は低いと思いますけれど。今回のことで、ネット通販やクレジットカード利用にはよくよく注意しないと泣きを見るということを再認識しました。事前防止が難しいのなら、口座残高やカード利用状況を頻繁にチェックする必要があるということです。ネット通販の場合なら、「大手サイトだから」「以前は大丈夫だったから」→「安心」ということではないことを肝に銘じました。疑わしい事象に遭遇したらすぐに撤退する勇気を持たないと。「スキミング」はニュースとしては知っていましたし、実際に日本で知人が被害に遭っているのを見たこともありますが、なかなか自分の身に引き寄せて考えるということしていませんでした。今後も、クレジットカードはもちろん、ネット通販にもお世話になると思いますが、慎重に利用しなければと勉強した次第です。


【訂正&追伸】
夫から、「カードは使用限度額を超えて使用見合わせになっていたのではなく、ロンドンの会社のショッピング支払いが保留状態になっていた」と、事実の間違いを指摘されました。お詫びの上、上記ブログ内容を訂正させていただきます。ということは、ネットショッピング中に「このカードは現在使えません」と言ってきたWEBページそのものが偽物ということで、巧妙に複数回の買物をさせようと仕向けていることになります。それはそれでもっと恐ろしい〜。