2ヶ月検診&予防接種。
昨日は、家から車で5分の小児科に、2ヶ月検診を受診しに行きました。すると、予防接種も受けてしまいました。ビックリ。アメリカでは検診と予防接種はセットのようです。何度も病院に通う必要がなくて便利ですね。またテキサス州の場合、生まれた子どもは"Texas Immunization Registry"という予防接種などの履歴を管理してくれる公共医療のデータベースに登録され(登録は任意・無料)ます。このデータベースには小児科医・保護者・保健所・学校などがアクセスすることができ、予防接種状況を共有管理していきます。お母さんがウッカリ忘れても大丈夫。こういったシステムは、さすがアメリカだなぁと思いました。
今回の予防接種は、全部で8種類。多いですね。主治医が定例のチェックをして問診を終え、診療室に備え付のPCに入力して退出したのと入れ替わりに、看護師さんが入室し予防接種をしてくださいました。経口と両太もも3箇所の注射で、10分程で終了。注射跡にはスヌーピーの青いバンドエイドを貼ってもらいました。手際よくあっという間の注射だったので、娘も大泣きせずにホッ。主治医から、「熱が出る可能性があるから4時間おきに飲ませて」といわれた "Tylenol Infants' Drops"(チェリー味!)をファーマシーで購入後、帰宅しました。薬が効いたのか、幸い熱は出ずに1日を終えました。
小児科に限らず、アメリカの病院(クリニック)と日本の病院との違いは多くありますが、アメリカで何よりありがたいのは、「患者を動かさない」こと。患者は複数ある診療室の一つに通され、看護師や医師が各部屋を巡回していくのが通常のパターンです。今回の予防接種も、検診のあと別のフロアの予防接種窓口に行くものと思っていましたが、このまま部屋で待っていてと指示されました。昨年の大腸検査の時も、事前カウンセリングでは医師と看護師が交互に診療室にやってきて説明をし、検査自体もベッドに寝ているうちにすべて完了してしまうという快適さ。土地が広く、診療室がいくつも作れるアメリカならではのシステムなのかもしれませんが、患者のプライバシーも保てますし、何より患者の体の負担が少ないのがいいです。各診療室には大抵椅子やベッドがありますから、人の目を気にせず休むことができるのです。保険など金銭面での問題は数多く抱えているアメリカの医療現場ですが、サービス業として確立されていることは間違いないようです。
以下、備忘録を兼ねて、今日の予防接種内容を書いておきます。予防接種に関して日本は慎重なのか、先進国の中でも同時接種や定期接種のワクチンが少ないそうです。
Date | Vaccine | Japanese Name | Remarks |
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7/21/09 | Diphtheria, Tetanus & Pertussis (DTaP) #1 | ジフテリア、百日せき、破傷風【三種混合】(DPT) | 五種混合(US) Hibは日本任意 |
7/21/09 | Polio #1 | ポリオ(経口) | |
7/21/09 | Hib #1 | インフルエンザ菌b型 | |
7/21/09 | Hepatitis B #1 | B型肝炎 | 日本任意 |
7/21/09 | Pneumococcal Vaccine | 肺炎球菌 | 日本未承認 |
7/21/09 | Rotavirus | ロタウィルス | 日本なし |