アメリカでの出産【入院編(2)】

またまたまた、間が空きましたが、出産入院編の「その2」です。


【5月20日<2日目>】
朝7時頃に来た中国系のベテラン看護師さんに「朝食は注文した?」と聞かれましたが、私は???そういえば、机の端にレストラン・メニューのような厚紙があったのを思い出しました。実はこの病院、すべての食事は患者が厨房に電話で注文しないと食べられない仕組みだったのです!(最近は日本でもこういったシステムなんですか???)昨日、多分そのことも説明されたのですが、私は勝手にホテルのルームサービスのような「追加オーダー」の場合だと思い込んでいました。話半分、適当に相槌を打っていた報いか。「まだ痛みでウツラウツラしている患者に食事を選ばせないでよ」、とちょっと逆ギレしてみました。「今日の3食は、これとこれの流動食のメニューから選んで。とにかく沢山飲むことよ。」と、やたら沢山のメニューを指差す看護師さん。が、厨房に電話するも、相手に何度も聞き返され、英語がなかなか通じず。ク〜。最後はヤケで片っ端からオーダー。下の写真は左から、本日の朝食・朝食追加(看護師さん指示)・昼食・夕食です。ブロスやジュースなど、水分がメインです。でもアイスはOKでした。ゼリーやバニラ・プディングは甘かったですが、ほかはそれなりの味で完食です。


午前中には点滴・電動サポーター・尿管がとれ、晴れて自由の身に。でも、バスルームまで看護師さんに支えられて歩くのがやっと。腹筋に力を入れられずまともに動けないので、ベッドの上でモソモソしてました。本日も沢山の人が病室に訪れました。朝食後に家族が来室。妊婦看護師さん、赤ちゃん看護師さんの定期訪問はもちろん、巡回の産婦人科医、小児科医、母乳コンサルタント、書類をまとめる事務方さん、食事の配膳・撤収、ドリンクサービスの人、清掃の人、写真屋さんなど。写真屋さんは病室で赤ちゃんの写真を撮影し、後日、大判の写真や印刷したカードを自宅に送ってくれるというサービス。値段が適正なのかは分かりませんが、丁度Baby Showerをしてくださった方々にご報告カードを送らなければと思っていたところだったので、注文しました。撮影は明日の夕方に決定。


夕方には、Mさん・Bさんご夫妻とAさん・Fさんご夫妻が、相次いでお見舞いに来てくださいました。赤ちゃんを見てもらい、しばし歓談。それぞれのお国の帝王切開入院日数の話になり、ニュージーランドベネズエラホンジュラスはそれぞれ3−4日が普通とのことでした。もしかして、日本の出産入院日数って突出して長いのかも???夜は、ソファベッドに夫が泊まってくれることになり、昨晩にくらべて安心して眠ることができました。


次回(最終回)につづきます。