信じられない。

ヒューストンは、昨日華氏104度(約摂氏42度)に達し、6月の最高気温の記録を塗り替えたそうです。"Heat Emaergency"が発令されました。ここ数週間、まとまった雨が降りません。雷雨による停電リスクが減るのは嬉しいですが、盛夏に水不足になったら困りますね。熱射病にも気をつけないと。赤ちゃんのお散歩デビューは相当先になる予感です。今年の夏はどうなることやら。


今日の午後4時過ぎ、泣くBabyをあやしながら何気なくTVをつけたところ、CNNから飛び込んできたのは、"Michael Jackson Hospitalized"のニュース速報。キャスターの深刻な表情とスタジオの緊迫した雰囲気から、ただの入院とは思えない空気が漂っていました。他チャンネルに合わせると"He was not breathing when the firefighters arrived"のテロップが。"cardiac arrest"という文字が踊り、辞書を引くと「心拍停止」。呆然となりました。


しばらくして、帰宅途中の夫から「マイケル・ジャクソンが死んじゃったて本当?ラジオで言ってたけど。」という電話。いや、TVではまだ確認していないと言っているけど、と生返事。しかし、ニュース各局では"Jackson 5"時代からの映像が流れ続け、すでに追悼番組状態。それから30分もしないうちに、LAタイムスの情報として"Michael Jackson is dead."とのテロップ。夫の帰宅後、夕食前には病院の検視官の話として死亡が確認されたと、CNNも報道しました。すべてがあっという間の出来事で、信じられません。


この間、イギリスでのラスト・ライブを発表したばかりじゃない。まだ50歳じゃない。特別のファンでなかった日本人の私でさえこれだけショックを受けているのですから、アメリカ人、いや、世界中にとってどれだけショッキングな出来事であることか。華やかでカッコよくて刺激的だった80年代の音楽シーンから、晩年(といっても若いですが)の様々な噂やスキャンダル、すべてをひっくるめて世界を揺さぶった不世出のスーパースターでした。


思えば、アメリカに来てからのこの2年数ヶ月、随分と驚くニュースに遭遇してきたつもりですが、今回の訃報はその中でも最大級のものです。先月の忌野清志郎氏の死のショックも冷めやらぬ間に。淋しいです。