新しいアメリカの始まり。

アメリカは先週末から、今日のオバマ大統領就任式に向けての情報で持ちきりです。前夜祭らしいコンサートでは、ブルース・スプリングスティーンスティービー・ワンダーU2などが熱唱していました。近所のスーパーでも「Yes, We Can」とデコレーションされた青と赤のケーキが売られていました。今日は日中外出していたので、朝からCNNをビデオ録画しておきました。帰宅した時には、1時間遅れとなったパレードが始まるタイミングに間に合い、超厳戒態勢の中、2度ほど大統領車から降りて沿道に手を振りながらパレードするオバマ氏とミッシェル夫人を見ながら、「勇気あるな〜」と唸ってしまいました。


摂氏マイナスの極寒の中、ワシントン連邦議会議事堂周辺には200万人以上の人が集ったという今回の就任式。TVを通じて、大変多くの黒人の観衆が見えました。やはり何かが変わったことは確かなんだろうなと、思いました。この2年近くアメリカに暮らしてきて、世界の指導者・中心としての存在感がどんどん薄れてきてる大国の黄昏を見てきた気がします。こういった危機の中にあるからこそ、オバマ氏のような初の黒人系大統領というヒーローが生まれたのだろうし、国民も熱狂せずにはいられないのかもしれません。


就任前から、あまりにも多くのものを背負わされているオバマ氏。過度な期待に押しつぶされることなく、マイペースに歩んでいって欲しいですね。