IKE、続報。

いつになくマメなブログアップとなっております(苦笑)。本日は休日状態で、手持ち無沙汰な時間がたっぷりあります。アパート内も行き交う車が少なくひっそりとしていて、迫ってくるハリケーンをひたすらジーっと待っている感があります。南風は朝から吹いていますが時折青空も見え、お昼近くなってもまだ雨は降っていません。ハリケーンが近づいているなど、情報がなければ信じられないような天気です。


昨日は午前中にガソリンスタンドへ。混んでます。一部地域ではガソリンを切らしたスタンドもあるそうですが、近所のスタンドは便乗値上げもなく、無事に満タンにできました。続いて近所のスーパーに行ってみると、かつてないほどのお客の入りでレジまでが大行列。この近辺には避難警告も出ていませんから皆さん比較的穏やかに談笑しながら並んでいました。すでに水タンクのラックは空。補充の水タンクは到着していましたが、夕方を待たずなくなるでしょう。スナック菓子のラックは空間が目立ちました。午後は英語の先生に会ったのでハリケーン対策をヒアリング。地元出身の先生は25年前にヒューストンを襲った「Hurricane Alicia」のことをよく覚えていると言っていました。道路に大木が倒れたり、近所の家では窓ガラスが割れたり、子どもながらに怖い思いをしたとのことです。2005年のカトリーナの後に来た「Hurricane Rita」は直前にヒューストンをそれましたが、避難した友人は通常4−5時間のドライブのSan AntonioやDallasまで22時間もかかったそうで、その他にも高速上でガス欠になったり事故に遭ったり病気になったりした人々も多く、ハリケーン前後の混乱は相当のものだったようです。


昨日からずっとTVをつけていますが、ガルベストンというメキシコ湾に面した島を含めた半島(湘南の江ノ島をまっ平らにして細長く伸ばしたような地域)は高波を浴びて、アイク上陸前の今日現在すでに各家(別荘が多いのでしょうか)は水に漬かり始めています。大変に風光明媚なところだそうですが、そもそも家屋が建っている場所が日本でいう「海の家」くらいの海抜かつ水面にも近いので、これはいたしかたない現象かもしれません。海の近くで育った私としては、ああいう場所に家を建てるという感覚がイマイチ信じられないのですが、日本ほど台風や地震といった災害が少ない土地だからこその発想なのかもしれません。


我が家での一番の懸念事項は、停電です。気温は下がりそうなので空調はそう心配していませんが、問題は冷蔵庫。去年9時間の停電を経験しているので、今回はそれ以上を想定しないとまずいですね。しばらくは冷蔵庫・冷凍庫の保冷機能を信じて、あとはクーラーボックスに腐りやすいものからものを順次移動させる予定です。その際は、凍らせたペットボトルや缶類を保冷剤代わりにします。あと我が家のレンジはすべて電気コンロなので停電では役立たず。小さなBBQ ピットと炭を購入しました。そうか、BBQピットはレジャーのためだけでなく、災害対策だったんだなぁと感心しました。以前、「避難も家族でキャンプ気分」という話をきいたことがあります。そのくらいの余裕が住民にあれば、天災もうまく乗り切れるかもしれません。備えあれば憂いナシ。被害が少ないことを祈って。