オープンハウス、再び。

昨日から、日本の友人3名がこちらに遊びに来てくれています。夏休み最後の週末とあって、昨日の空港は帰国・帰郷ラッシュ。到着ロビーはかつてないほど混んでました。そして本日は年に1回のダウンタウン・シアター地区開催オープンハウスの日です。9月からのシーズンチケットを格安で販売したり、劇場裏側が開放される特別な日です。会場となる劇場は、ヒューストン・シンフォニー本拠地の"Jones Hall"、ヒューストン・オペラ/ヒューストン・バレエ本拠地の"Wortham Theater Center"、ストレートプレイ中心の"Alley Theatre"、ミュージカルやパフォーミングアートを開催する"Hobby Center"という4つ。それぞれ徒歩圏内なので、バックステージツアーや無料コンサートの時間を調整しながら移動していきました。


昨年から学習してタイムスケジュールを予め調べておきました。ロスをなくすために12時のオープン前には劇場前に到着。無料で振舞われる「Dr Pepper」を飲みながら開場を待ちました。ところで、コーラに似た炭酸飲料の「ドクターペッパー」はご存知ですか?テキサスでは非常にポピュラーな飲み物でして、というのも100年以上前にテキサスで生まれたからなのです。ちょっと湿布のような味がして私は苦手なんですが、夫は昔から好物だったそう。「Dr Pepperを好む日本人」として逆に同僚のテキサス人に驚かれているそうな。


さて人気の"Alley Theatre"バックステージツアーを1時間強こなしてから(役者さんの熱いトークが印象的)、"Hobby Center"に移動して30分のミニコンサートを観劇。歌い手さんの服装がポロシャツに黒いズボンというのは興ざめでしたが(無料だから仕方ない)、今シーズンでかかる"The Wizard of Oz"からの"Over the rainbow"や、"屋根の上のバイオリン弾き"からの"Sunrise, Sunset,"といった生歌はよかったですね〜。"Wortham Theater Center"では、ロビーにいる金平糖の精(クララではないはず)やハツカネズミや王子様などと記念撮影した後、俳優気分でステージに立ち、最後の "Jones Hall"では足早なバックステージツアーのあと、40分ほどのシンフォニーコンサートを聴きました。ベートーベンの「運命」から始まり、映画音楽、チェンバロに似たハプシコートの楽曲など様々なジャンルが演奏されましたが、中でも"風と共に去りぬ"の"タラのテーマ"は、ここがアメリカ南部であるだけに感慨ひとしおでした。


今年のオープンハウスは、昨年と違って無料で振舞われるお料理が少なかったのがちょっと残念でしたが、レモネードやクッキーなどをつまみつつ足を棒にして動き続けました。普段のヒューストン生活では想定外の運動量です。まだ時差ボケがキツイ中でのアクティブな一日、日本からの皆さんはさぞや眠くて疲れたことと思います。夕飯は、近所のテキサス・ステーキレストランで〆ました。