恐怖の請求書。

いきなり、「DUE」と赤く印字された請求書が届きました。金額は$27.56とそう高額ではありませんが、身に覚えのない請求です。支払期限は「7月23日」と、丁寧に蛍光黄色でマーカーされています。ナニコレ?


これまでも、メールや電話で様々な請求をされることはありましたが、聞いたこともない会社ばかりだったので、気楽に無視していました。が、今回の請求書送り主は「Reader's D*****」。実は4月から月刊誌"Reader's D*****"の定期購読を申し込んでいまして、送付されてきた請求書にも、確かに私のアカウントが記載されており、「関係ない」と破り捨てることができません。ただ、年間購読費の$10はすでに払い済みなのですが・・・


夫が言うには、「留守中に本が送られてきたでしょ。あの代金請求じゃない?」たしかに、留守のポストにはReader's D*****から"FREE"と印字されたパッケージで、文庫4冊分を収録した小説集が入っていました。"FREE"という文字に安心した私は、その後ほっぽっておきました。すでにパッケージは廃棄してしまっており、送り返すにもどう対処していいか分かりません。リクエストしていないものを勝手に送りつけてきて、それに対してお金を支払わなくてはいけないの?金額の多寡に関わらず、そんなことはしたくない!でも英語で問い合わせて怒ることはできないし、どうしたものか。


というわけで、個人で英語を習っている先生に顛末を話し、送付されてきた請求書を見せながらアドバイスを求めました。先生はすぐにReader's D*****社に電話をかけてくれました。企業の問い合わせ窓口は、最初は機械音が対応し、なかなか担当者にまで行き着かないのがUSの常識。ジリジリしながら何度もトライした後、やっとつながりました。先生は、強い口調で質問し、回答を得ました。


結論は、【何も支払わなくていい】でした。上記の請求書は、「見計らいで送付した小説集を今後も継続購読したいなら支払ってくれ」という意味だというのです。ががが、送られてきた請求書に「次回の書籍」という記述は一切ないし、それどころか請求内訳のVolume Noはまさに届いた書籍番号と同じだし、"Please pay the total due amount."と書かれていて、どうして継続購読の勧誘だと判別できましょう。あー、焦って支払わなくてよかった。。。


先生によれば、請求書や個人情報漏洩のトラブルはUSでも多く、先生自身もメールでAmazonそっくりのサイトからIDを聞かれたことがあるそう。夫にも精巧につくられたクレジット・カードやクルーズ・クーポン券が送られてきたこともありました。請求書が来た場合は、 "Urgent"、"Important"、"Due"といった誘い文句に慌てず、断固とした姿勢で対応しないとダメですね。いい教訓になりました。