勝負あった?

一昨日、民主党の元大統領候補ジョン・エドワーズ氏が、バラック・オバマ氏を支持すると発表しました。これは大きいなと思います。ジョン・エドワーズ氏が爽やかに大統領レースから撤退した日から、彼が誰を推すかということは、ずっと注目されてきました。彼のメイン支持基盤は、白人労働者階級。ヒラリー氏とオバマ氏が喉から手が出るほど欲しい階層だからです。エドワーズ票がそのままオバマ票に流れるとは思えませんが、前回大統領戦で民主党副大統領候補であった彼の影響力は小さくはないでしょう。あと、非常にミーハーな発言ですが、2人が手を取り合って観衆に答えている様子は、見目麗しいく格好よかったですね。(比較的)若々しい白人と黒人系の青年たちが、アメリカを変えていくかもと、期待させる雰囲気がありました。


また別件ですが、ブッシュ大統領が、オバマ氏を想定してか「テロリストと交渉できるという考えは馬鹿げている」と発言し、それに対してオバマ氏が反論し、共和党大統領候補マケイン氏も巻き込んで批判?合戦になっています。議論の内容はともかく、ヒラリー氏が全く蚊帳の外にいる感じで、すっかりオバマ氏が民主党大統領候補みたいです。この効果を想定して、オバマ氏はブッシュ氏の発言に、あえて過剰反応しているのかも、というのは穿ち過ぎでしょうか。


今週火曜日のウェストバージニア州予備選挙は、開票0%時に当確が出るという、ヒラリー氏の圧勝でしたが、そもそもこの州は共和党の牙城で、本選挙で民主党が勝つのは難しいとのこと。オバマ氏は開票前に、さっさと遊説先の別の州で演説を終えていました。最近の2人の演説を見ていても、やはり、余裕の度合いが違うように思えます。20日にも、オバマ氏が勝利宣言するといわれている民主党候補者争い。どこまでヒラリー氏が頑張るのか、気になります。