【ESOL 2008-Spring】ヒゲ。

英語が堪能で真面目なパキスタン人の生徒くんと話す機会があり、自然と年齢の話題になりました。中東系の濃い顔立ちに立派なヒゲの彼、きっと見かけよりずーっと若いんだろうと思われます。「何歳だと思う?」と聞かれて、25歳くらいに見えていましたが、大奮発の「20歳」と答えました。彼の答えは "No. Seventeen." ひぇ〜17歳!?高校をスキップして留学してきたのでしょうか。自分の年齢の半分以下ですよ。ヒゲというのは、随分と歳を上積みさせるものなんですね。この会話を聞いていた、先生や他の生徒さんが、"Baby, baby"と彼のことをからかい始めました。「僕はこのクラスで一番年下なんだろうな」と、苦笑い。


そして、数日後、何と彼はスッキリとヒゲを剃って登校して来たのでした。おおー、ハンサム!「若く見える」と言うと、「だから剃ったんだ」とのこと。見かけと実年齢のギャップに彼も悩んでいたようです。しかも、ヒゲを剃ったのは生まれて初めての体験らしい。イスラムの世界では、ヒゲが重要な意味を持つそうですから、剃っちゃって大丈夫なのかな。ちょっと心配。アメリカで学生していくための、彼なりの気合注入の儀式だったのもしれませんね。