Holiday Season。

今週末にクリスマスを控え、何となく浮き足立っているような今日この頃。もみの木(生木)店頭売りもピークを過ぎ、トナカイの角やリボンを付けた車が町を走り、TVのニュースで「クリスマスプレゼントの配達はチェーン店○○なら木曜日10時まで、宅配なら○曜日夕方まで」というトピックがあるなど、もう仕事どころではない雰囲気です。


ホーっと思ったのは、個人では"Merry Christmas"というやりとりをしますが、メディアやお店は"Happy Holiday"というのが季節の挨拶ということ。売られている切手でも分かりますが、このシーズンはキリスト教徒のクリスマス以外にも色々な祭日があるからだそうです。千差万別の人が暮らすアメリカらしい配慮といえるかもしれません。"Hanukkah"はユダヤ教の祭日、"Eid"は回教徒の断食明けのお祭り、"Kwanzaa"はアフリカ系アメリカ人の間で20世紀に始まったお祭りです。日本の"Oshougatsu"もその一つになるんでしょうかね。


クリスマスと言えばイルミネーション。NYなどの大都会にある有名デパートの名物ショーウィンドウにはお目にかかれないヒューストンですが、我がアパートでもキラキラしているお宅があります。近所に、いわゆる郊外のお屋敷が立ち並ぶ界隈があるのですが、大きな家に住む義務?なのか、その住宅街はどのお家も飾りつけされています。力の入れ具合に差はありますけどね。道路から玄関アプローチまで遮るものがないので、ライティングを含めたデコレーションは車からでもよく見えます。玄関ドア上から直径1mくらいありそうなクリスマス・リースが吊るされていたり、各部屋の窓枠に真っ赤の大きなリボンを付けてみたり、家全体をスダレ状の豆電球で飾ってみたり、メッセージボード(マンガの吹き出しみたいのとか)を立てたり、キリスト誕生のシーンを再現したオブジェを緑の芝生に並べたりしています。絵画調やらシアター調やら、面白いものです。個人的には、ゴテゴテ感がなく、全体的に色の種類は抑え目(環境にやさしいLEDを使っていないということかもしれませんが)のイルミネーションの方が、静かに心温かくなる気がしますね。


以下、地元紙"Houston Chronicle"のフォトギャラリー"Houston holiday lights"です。
Holiday Lights 2007 - Houston Chronicle