お江戸へトリップ。

見なくてはいけないTVドラマや、行かずにはいられないおお店や、没頭したい趣味がない今、読書することが毎日の最大の娯楽です。


最近はまっているものは、時代物小説。NHK木曜時代劇でドラマ化されるのを聞いて、5月ごろAmazon Japanから佐伯泰英氏「居眠り磐音 江戸双紙」1巻〜5巻までを取り寄せました。今回の帰国で6〜10巻までを持ち帰り、同じくハマッた夫と二人でむさぼるように読みきりました。ドラマ画像や11巻以降はまだに手に入りませんが、手持ちの巻を反芻したり、以前友人からもらった「東京時代MAP−大江戸編」(新創社)で作品世界の江戸の町を楽しんでします。

陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙 1 (双葉文庫)

陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙 1 (双葉文庫)

そのほか、話題の本を日本で何冊か仕入れてきましたが、その中の松井今朝子氏「吉原手引草」は、米国に帰国後、2007年上半期の直木賞を受賞したと聞きました。先日読了しましたが、構成や文体、そして何より湧き上がる『江戸吉原』の空気が下品でなく素敵でした。丁度、「居眠り磐音 江戸双紙」8巻を読み終えて「吉原・・・」に取り掛かったので、背景や世界観が違和感なく体感できた気がします。(ネタばれのようなコメントかも)

吉原手引草

吉原手引草

いいか悪いか、ヒューストンでどっぷり江戸浸り。今度の「Book Club」で紹介してみようかな。しかし、アメリカ人に江戸文化を理解していただくのは、なかなか至難の業かもしれませんね。