Book Club。
英語を教えていただいているアメリカ婦人から、「うちでBook Clubを開くのだけれど、もしよかったら来ない?」と誘われ、夫と二人で参加することになりました。ブッククラブとは、読んだ本を持ち寄って感想を述べ、お互いに紹介しあう愛書家の会で、定期的に開催しているそうです。
この日集まったのは、ホステスを合わせて3人のアメリカ人、カナダ系中国人、アメリカに移住したイギリス人と私たち日本人夫婦の計7名。それぞれが自分の持ってきた「オススメ」本を、時計回りにプレゼンしていきます。プレゼンとはいっても決して堅苦しいものではなくて、「主人公の女性が吸血鬼と・・・」とか「このミステリーはスゴイのよ。」とか、聞いているメンバーが時折質問するなど、常に笑いが混じる中、ざっくばらんな形式で進んでいきました。
私と夫以外はネイティブに英語を操る人たちですから、TVドラマのような(容赦ない)スピードで、ごくごく普通に英会話が交わされていきます。結局、私は2割くらいしか理解できなかったと思います。(それも怪しい)でも、表情や身振り手振り、聞き手のリアクションなどで、話の内容の空気は何となく伝わってくるものですね。それが生の「会話」というものなのだなあと、実感しました。分からないなりに楽しかったです。
ちなみに、夫と私は、それぞれ以下の本を紹介しました。外国人の人が興味ありそうなネタということで選択してみましたが、なかなか好評だったようです。夫が「明治維新の前、武士政権が700年近く続いた」と説明すると、「えぇ!侍の時代は700年もあったの!?」と皆さん驚愕していました。外国人同士、お互いに知らないことは沢山あります。
- 作者: 多木浩二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/01/16
- メディア: 文庫
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本の紹介のあとは、お茶と軽食が用意されていました。ソーセージビスケット、サンドウィッチ、クッキー、タルト、チョコレートムース、イチゴなどの心づくしのおもてなし。(右上の写真です)初対面の方たちと、午後7時から11時までの4時間、たっぷり英語漬け。心地よい疲労感で帰路につきました。次の機会があったら、もう少しまともに話せるといいなと思います。