ハリケーンの名前。

先日「Hurricane and Flood Survival Guide 2007」というリーフレットをいただきました。ハリケーンや洪水対策をまとめた内容です。食べ物・水・薬・赤ちゃん用のおしめ・ペットフードのストック、車のガソリン満タン、緊急連絡先まとめ、家族間の連絡方法の確認、などがチェックリストになっています。アメリカらしいと思ったのは、「小銭の用意」(カード社会なのでお財布にキャッシュがない人も多いと思います)、カメラのバッテリーの充電(災害後の損害を写真に撮るため。保険対策?)などでしょうか。


そんな中で、以下の一覧に目が留まりました。

2007 Atlantic Hurricane Names
AndreaErinIngridMelissaRebekahWendy
BarryFelixJerryNoelSebastien
ChantalGabrielleKarenOlgaTanya
DeanHumbertoLorenzoPabloVan


これは、今年のハリケーンの名前?すでに決まっている??アルファベット順だし、1,3行目は女性名、2,4行目は男性名らしい。ロシア系、ドイツ系、イタリア系の名前が見えるけど、アジア系の名前はないなあ。


調べてみると、大西洋北部のハリケーン名の場合、リスト通りアルファベット順に命名されるそうです。リストは6セットあり、つまり6年ごとに同じ名前群がハリケーン名として使われることになります。また、記録的な被害を与えたハリケーンは次回のリストからはずれ、同じ頭文字を持つ同性の名前が加わるそうな。例えば、2005年の「Katrina」や「Rita」は、2011年には「Katia」「Lee」に代る予定です。将来、アジア人名ハリケーンが到来することも考えられますね。


上記ほかに「Eastern North Pacific Names」「Central North Pacific Names」「Western North Pacific Names」「Northern Indian Ocean Names」「Southwest Indian Ocean Names」・・・など、命名ルールは違えど、あらかじめ名前を予定している地域は多いということを、今回初めて知りました。台風も共通のアジア名を持っているそうで、国内「台風11号」と数字にしている日本のような国の方が少数派なのかもしれませんね。


それしても、「ハリケーン名は、いつどうやって決めるのだろう」という長年の疑問が解消されて、スッキリしました。