日本の雑誌写真。

ある日のおやつ

久しぶりの日本の婦人雑誌を読んでいると、斜め上から「Wow! Fantastic! It's so beautiful!!」という声が聞こえました。顔を上げると、受付の女性が、入り口ドアに向かう途中で、私の読んでいる雑誌に目をとめていました。


今日は、夫に付いて歯医者さんに行きました。専門用語が多いですし、微妙なニュアンスを伝えられるように、日本人のお医者さんを紹介いただき、夫の診療中、私は待合室に積んであった日本の雑誌を手にとっていました。受付の方をはじめ、歯科衛生士さんたちも、わざわざ日本人歯科に勤めている方々ですから、当然、日本びいきのはず。先ほどのアメリカ人の受付の彼女も、着物特集ページをうっとりと眺めていました。


本の雑誌の、特に写真類は、世界を見渡しても大変にレベルの高いものだと思いますが、それはきっと日本人の「色」や「質感」に対するこだわりや興味が、そのまま技術に反映されているのですよね。以前訪れたヨーロッパで、その町の本屋で販売していた写真集がくすんでいて、残念な思いをしたことがあります。「本当はもっとキレイなのに!」「日本人の写真家に撮ってもらいたい」と思いました。


着物だけでなく、日本の今を伝える雑誌類が、日本人向けでなくアメリカの普通の書店に平積みされたら、興味を持つ人が多いのではないかなと思いました。それにしても、最近の日本の特に婦人系雑誌、すでに小脇に抱えることができるサイズでなく、厚くて重いですよね〜