アメリカでテニス・クラブに入会するということ。

テニス・クラブ

先日、地元誌で見つけたテニスクラブの体験レッスンに行ってきました。一度目に訪ねた時はオーナー不在で、後日そのオーナーから電話をもらい、「よかったら土曜朝の無料レッスンを受けてみたら?」とアドバイスを受けました。


子どもがいない私たち夫婦にとって、地域の人と知り合いになるためにはどうすればよいか。
コミュニティカレッジに英語学習に通うのも手ですが、今は受付時期でなく、ネイティブの人は受講しないでしょう。
ゴルフもメジャーなスポーツですが、何せ私はゴルフ未経験。コミュニケーションをとるどころかクラブにボールが当たるかで頭いっぱいになることは目に見えています。
ということで、日本で夫婦ともにテニスのスクールに所属していたこともあり(別々のクラブでしたが)、私設のテニスクラブを覗いてみることになりました。


無料レッスンは14名ほどで平均年齢高し!おそらく60歳越えしたのでは。アジア人夫婦の私たちはかなり浮いていたはず。でも、元気なベテラン女性コーチに動かされ、久しぶりにテニスを楽しめました。練習内容は万国共通、スポーツは言葉が通じなくてもOKなので、ありがたいです!


レッスン後、オーナーと話す機会を得ました。オーナー部屋に、見覚えのある写真をモデルにした水彩画がありました。「あれは、コナーズですか?」と尋ねると、「そう!私の大好きなプレーヤーです。何回か試合しました。」


え?ジミー・コナーズと試合?何者?


「日本からいらしたんですよね。私は日本が大好きですよ。セイコースーパーテニスにもジャパン・オープンにも出ました。セイコーではダブルスで兄と優勝したこともあるんです。ヨネックスとも契約してましたしね。」


え、え、えぇ〜!?
そんなにスゴイ人とは知りませんでした。あとで確認すると、確かに1984年のセイコースーパーの優勝者に名前がありました!ATPランキングも25位まで記録したことのある、80年代に活躍した正真正銘のプロテニスプレーヤーだったわけです。ちなみに、ピート・サンプラスのデビュー戦では彼に勝ったそうですよ。そういった実績にもかかわらず、気取ったところのない爽やかな方で、私たちもすっかりそのクラブを気に入り、入会することになりました。緑の中にテニスコートも20面あり、申し分ない環境です。


これからテニスをしつつ、少しでもお友だちを作れればいいなと、と思います。