アカデミー賞、ビックリ!

本日は、第81回アカデミー賞の授賞式の様子がABCで生中継されました。そして、見事、日本の二作品が受賞しました!おめでとうございます!!!


授賞式は、現地時間夕方5時半始まりですが、中部時間の我が家では7時半から11時までと、比較的見やすい時間帯でありがたいです。今年は昨年までの視聴率の低下を意識して、進行を変更するという話が聞かれましたが、なるほど、よりショーアップされた感じで面白かったです。ミュージカル俳優でもあるヒュー・ジャックマンが総合司会ということもあって、「これはトニー賞か?」というほど、ミュージカル仕立てのパフォーマンスが多かったですね。ノミネートはされていませんが、映画「マンマ・ミア」が大ヒットしたという背景もあるからかな?


今回は二つの日本作品がエントリーされているということもあり、より身近な気分で見ていました。とはいえ、外国語映画部門ノミネートの「おくりびと」は、数日前に私が聞いた限りでは3番手で、本命ではなかったと思います。短編アニメーション部門の加藤久仁生氏「つみきのいえ」は、かなり有力だったみたいですが。


初めに「つみきのいえ」の受賞が発表されました。加藤氏がスピーチ最後に「どうもありがとう、ミスターロボット」と言ったところで会場もドッと湧き、隣りに座っていた夫も大爆笑。実はこの一節、「スティックス(Styx)」というバンドの、1983年にヒットした「Mr.Robot」という歌からとったいうものだというのです。すみません、私は知りませんでした。「ロボット」というのは、加藤氏が所属する会社名だそうなので、うまくかけているいるわけですね。いいオチです。


作品賞や主演女優男優賞などの大きな賞を残すばかりとなった終盤の10時過ぎに、外国語映画部門の発表がありました。「おくりびと」の英語タイトル「Departures」とコールされた時、TVを見ながら思わず、「ぎゃおー!」と叫んでしまいましたよ。画面の中のモックンも、監督の後を追いかけようとしながら席に戻ろうとしたりして、かなり動揺している様子。「ジタバッタするなよ♪」とハモッてしまった私たちは、シブがき隊世代です。


外国で日本人が表彰される舞台を見ていると、何だか知り合いの晴れ姿を見守るような気分で、「よかったね〜」とシミジミしてしまいます。期待していなかっただけに、嬉しさもひとしお、感動のオスカーでした。「おくりびと」は5月に北米の一部で劇場公開されるとのこと。ヒューストンはどうかな?下馬評通り、作品賞ほか8部門に輝いた「Slumdog Millionaire」は、スター俳優不在かつ低予算で作られたそうですね。機会があれば、こちらも見てみたいです。