椅子を買いました。

壊れたところ。

先週末に購入した回転椅子(肘掛があってクルクル回るOAルーム用の椅子)が壊れたまま梱包されていたので、お店に再度出向きました。こちらの家具は、車で持ち帰って自分で組み立てるのが普通。今回はキャスターを支える星型の脚の先端部分が砕かれたようになっていて、いくらガムテープで補強しても人が座るとキャスターがのめりこんでしまう自体に。


買ったお店に電話すると「その部品だけを持ってきて。もし代替品があれば交換するから」と言われたので、分解して持っていくと、出てきた店員さんは「あれ?ほかのパーツは?」とのたまいました。あのー、そちらからパーツだけを持ってくるように指示があったんですけど・・・その後、その店員さんは「分かった、分かった」という風に、同じ型番の椅子を探す旅に出かけました。私たちは展示してある椅子に座りながら待っていたのですが、実はその目の前の棚上にあるダンボールが、どうも探している椅子の在庫に見えます。しばらくして手ぶらで戻ってきた彼に指差して伝えると、2階まで届くはしごでチェックしてくれました。「ダメだ、同じ色じゃない」と。「いや、シート以外のパーツは同じ色だと思うんですけど・・・」という言葉を飲み込み、彼の「この展示用の椅子から部品を取ろう」という決断に従いました。が、彼が力任せに分解しようにも、深くはまった脚部はなかなかはずれません。「いいや、これ持って帰って家で付け替えて」と、余分な部品まで付いた脚部ごと渡してくれました。「この展示品は元通りにならなくなっちゃいまが、いいんでしょうか?」という私たちの心配もよそに、「じゃあね」と店員さん。


結局、家のとんかちで部品をはずして付け替え、我が家の椅子は完成品となりました。日本で同じ対応を受けていたら相当に怒っていただろうと思いますが、今回は最後まで「ムカつく」ことはありませんでした。「こんなものよね」と。我々もテキサスの空気に慣れたのかもしれません。何より、快適な椅子で体も楽になりました。