コミュニティーカレッジのESL。【日本の印象編】

教室です

ESLで使っているグラマーの教科書は、外国人を対象に書かれてるため、例文や会話や問題でアメリカの文化を紹介しています。「自分の国と比較して話してみましょう」といった設問も多く、その時はクラスもにぎやかになります。


ちょっと困ることは、このクラスに日本人は私一人であるため、私の発言=日本の説明になってしまうことでしょうか。只でさえ英語がおぼつかないのに、質問そのものが難しかったりすると、冷汗です。先日はテーマが「ペット」で、犬猫を飼ったことがない私に先生が、「で、日本はどうなの?」とふってくださりアタフタ。適当に話したところ、クラスから「オー」とかいう声があがり、「ありゃ、やっぱり嘘だったかも」と反省しました。日本の皆さん、日本を正しく伝えられなくて、ゴメンなさい。


今日はグループごとにテーマが割り振られ、それぞれ賛成か反対か、その理由も発表するという時間がありました。「以前よりお年寄りが尊敬されている」というテーマについて発表していたロシア人が、「・・・日本はとてもお年寄りが尊敬されていると聞いている」と言い始め、それに対し先生も「そうよね、そうだと思うわ。ねえ、○○(私の名前)?」と発言を促されました。へぇー、そうなの?今の日本が??昔の方が尊敬されていたんじゃない???色々と思い浮かびましたが、水を差すのも何だし、そもそもそれを上手に説明できないし、とりあえず曖昧に笑って頷いてしまいました。


先日も日本の話になった時、 "polite"という言葉が連発されました。"polite"を辞書で引くと、「礼儀正しい、丁寧な、教養のある、上品な、上流の、洗練された」という前向きのいい意味が並びます。今の日本の実情がどうであれ、少なくとも一般的に日本の印象はそう悪くはないようです。願わくば、日本の印象がこのまま悪いものにならないで欲しいですし、このクラスに私を通じて間違った日本の現状が伝わらないようにしたいものです。はい。