Rodeo Houston。

カーボーイハット

アパートのイベントで、本日の「Rodeo Houston」のチケットが当たってしまいました!これまでの人生、くじ運にめぐまれたことがない夫と私なので、「おめでとう!チケットを取りに来てください!」という電話が管理事務所からかかってきた時、慣れない状況にオロオロしてしまいました。そもそもこのイベントには、「お菓子とサンドウィッチが食べれるらしい」という食い意地で参加したので、申し訳なかったです。


本日は、ちょっと肌寒いながら、快晴の見事なお天気。絶好の「Rodeo Houston」日和です。「Rodeo Houston」は、正式名称を「Houston Livestock Show & Rodeo」と言い、おそらくヒューストンで最も盛り上がるお祭りです。毎年3月にダウンタウン南の"Reliant Studium"周辺で開催される、カーボーイのためのお祭りとでも言えましょうか。会場には遊園地が設置され、BBQ系の食べ物屋台が立ち並び、東京ビックサイトのようなコンベンションセンター"Reliant Center"内には、カーボーイグッズなどのお店が所狭しと並び、一角では家畜のコンテストや競りが行われていて、自由に見学できます。巨大な牛たちにも触れます(触りたいなら)。2004年のアメフトのスーパーボール会場となった7万人収容のNFL"TEXANS"の本拠地"Reliant Studium"では、ロディオ競技会とコンサートが毎日行われます。また、この敷地内には、1965年世界初のドーム型球場"Astrodome"があり、今尚、その威容を誇っています。



アメリカやカナダで行われるロディオの中でも、5本の指に入るというこのお祭りは、いい!です。何がいいかといえば、いかにもテキサス!なのがいいです。とにかくすれ違う人が、老若男女、あらゆるカーボーイハットをかぶっています。色は黒・茶・アイボリー・ピンクが基本、素材はワラやプラスチックからウールや皮まで、お値段も様々であることを初めて知りました。Gパンに、これもカーボーイの証明ごっついバックルベルトを締め、ウェスタンブーツに、カーボーイハットをかぶるテキサンが、今日は今までで一番カッコよく見えましたよ(笑)。


スタジアムのロディオ競技の開幕式も感動的でした。ボランティアによるアメリカ国歌斉唱の中、スポットライトの先に、疾走する白馬に立ち乗りして長い金髪をなびかせた、同じく白いコスチュームの美女が現れました。うわっ、ジャンヌダルクみたい。その左手には星条旗を掲げ、右手に手綱をひいて、敷き詰められた土のアリーナを2周ほどし、最後には星条旗から花火が上がりました。見事でしたねー。引き続き行われたロディオ競技会。いろいろな種目があるんです。前方を走る子牛を馬上から投げ縄でしとめる競技、優勝者のタイムは8秒ちょっとです。早い!あと、暴れ馬にどの程度乗っていられるかなど、私たちも映画や TVで見たことのあるカーボーイの技の数々、生の迫力はスゴイですね。都合ですべては見れませんでしたが、また行きたいお祭りとなりました。


やっぱり、私たちもカーボーイハットが欲しくなって、お安めのをそれぞれ購入しました。お店を去る時、夫の方を指差して「彼のかぶり方は逆だから教えてあげて」と笑われてしまいました。いや、前後は結構紛らわしいんですよ(苦笑)。若干細まっている方が、前です。

The Houston Livestock Show and Rodeo 2008 - Houston Chronicle