【ESOL 2008-Spring】剽窃。

ESOLクラスでは、Essay内での他の情報からの注釈・引用方法について学んでいます。先生がおっしゃるには、アメリカにおいて剽窃(Plagiarism)つまり盗用の罪は重く、学生が論文で参考文献を挙げなかったり、引用箇所を明確にしていないことが分かると、落第はおろか放校もありうるそうです。怖い〜


注釈(note)の方法は3つあって、引用(quotation)・要約(summary)・言い換え(paraphrase)と言うのですが、それぞれに引いてきた、もしくは参考とした典拠を文中に書き込まないといけないんですね。最近増えてきたWEBの引用の場合も、ちゃんと書式が決まっています。私にとっては、そのまんまの抜書きはともかく、どこまでが「要約」や「言い換え」になのか、その判断がなかなか難しいです。知らない分野について調べて書いたことなら、すべてが「要約」や「言い換え」とも言えますから。うーむ。


現在進行している大統領選挙でも、盗用の話題が挙がりました。ヒラリー氏がオバマ氏の発言に対し、他人の演説からからの引用だと厳しく追及したです。 2/21のテキサス・オースティンのディベートで、クリントン氏は"XEROX"(コピーと同意)という言葉を使いかえってブーイングを受けてしまったのですが、「盗用」という問題にはかなり敏感なアメリカです。


日本や極東文化は、コピーということに寛大だと思います。過去の事象を効果的に引用したり、先達を敬って模倣しイメージを重層化していくことは、文化・手段の一つになっているようですし。日本人的感覚で対応すると危険なことも多いなと実感しました。